熱機械分析 (TMA)
熱分析の一つである熱機械分析(TMA)は、サンプルを温度変化させた時の
膨張、圧縮、引張などの寸法変化を測定する事で、線膨張率やガラス転移点、軟化点などの
熱的性質を評価致します。
TMA = Thermal Mechanical Analysis
測定条件 | |
温度範囲 | -100~300℃ |
測定雰囲気 | Air、N2 |
測定モード | 圧縮・膨張・引張・針入 |
対応規格 | JIS K7196 針入モード JIS K7197, ISO11359-2線膨張係数測定 |
熱機械分析の測定事例
●線膨張係数の測定
樹脂成形品(同一部材)より成形時における
樹脂の流動方向の違いによって異なる
膨張率とその差が確認出来ます。
加熱による試料の膨張や収縮といった
物理的な変化が確認出来ます。
関連分析項目
・DSC測定(示差走査熱量分析) ・TGA測定(熱重量分析)