熱重量分析 (TGA)
熱分析の一つである熱重量測定(TGA)は、サンプルを一定条件で加熱した際の
重量変化を測定致します。
また、示差熱分析(DTA)の同時測定も可能で、これにより分解、酸化、還元などの
重量変化を伴う化学変化や、転移、結晶化などの重量変化を伴わない変化についても、
捉える事が可能となります。
TGA = Thermal Gravimetric Analysis
DTA = Differential Thermal Analysis
測定条件 | |
温度範囲 | 室温~1300℃ |
測定雰囲気 | Air、N2 |
サンプル量 | 10mg |
対応規格 | JIS K7120(TG/DTA) |
熱重量分析の測定事例
●樹脂中の無機系充填剤の配合量測定
ガラス繊維、タルク、カーボンブラック等の
無機系充填剤の配合量が測定可能です。
ベース樹脂は400℃付近で分解が生じるが、
無機成分は分解しないため、残った成分の
比率を測定する事で無機成分の配合量が測定できます。
関連分析項目
・DSC測定(示差走査熱量分析) ・TMA測定(熱機械分析)