PVT測定

 

樹脂の溶融~固体状態における圧力(P)、比容積(V)及び温度(T)の関係を測定します。
成形加工時の、成形収縮(ひけ)、反り 等を予測したり、
これらを生かした金型設計 をする際に必要な情報(パラメータ)をご提供します。

 

 装置  P-V-T テストシステム(東洋精機製作所製)
 測定温度範囲  40℃~400℃
 測定加圧範囲  10~200MPa
 試料量  約2g
 試験モード  熱可塑性樹脂PVT試験モード
  ・定圧温度変化測定  
       ・定温圧力変化測定
 熱硬化性樹脂硬化試験モード (最大加圧力:40MPa)
  ・定圧温度変化測定

 

【装置外観】

PVT測定装置

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【測定原理概要】
 
写炉体内の加熱された試料管に試料を入れ
溶融状態の試料をピストンにて加圧します。
  ↓
試料の容積変化に伴うピストンの
移動変位を測定して比容積(密度の逆数)の
圧力、温度変化を求めます。
PVT測定イメージ

 

 

【測定例】

 温度が高くなるにつれて比容積は増大します。
 圧力が高くなるにつれて比容積は減少し、ガラス転移温度(Tg)は高温側にシフトします。

ポリスチレン樹脂のPVT特性