食品容器包装の分析②赤外分光分析とラマン分析での層構成の材質分析

 

食品容器包装(固形ルウ)に対して電子顕微鏡で断面観察した結果、
この食品容器包装の構造は7層という事が分かりました。(詳細下記参照)

 

関連資料
  食品容器包装の分析
     ①電解放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)による層構成観察
    
 
顕微FT-IRや顕微ラマンによって、下記の通り各層の材質が特定できました。
・1,2,6,7層目(>20μm):顕微FT-IR法
・3,4,5層目(数μm)    :顕微ラマン法
※数umの薄い層(3,4,5層)でも顕微ラマンによって材質特定が可能です。

 
1,2,6,7層はブロックPPの可能性が示唆されます。
3,5層はPP、4層はEVOHと判断でき、3,5層はPPが主成分の接着層と推定されます。

 

 

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