環境応力亀裂抵抗試験(ESCR試験) 1/4楕円法
樹脂材料を下写真の楕円形の1/4の形状をした試験治具に取り付けて曲げ応力(負荷)をかけ、
各種薬品、試験溶液を塗布した際のクラック発生の有無や、発生位置から
臨界歪み(その溶液がクラックを発生させる最小の歪み)を求め、各有機溶剤に対する
耐薬品性を評価致します。
樹脂製品は使用する環境により、様々な薬品、溶剤に接触する可能性があり、
接触する薬品に対する耐久性、すなわち耐薬品性を評価する一つの指標となります。
ESCR = Environmental Stress Cracking Resistance
試験治具
臨界歪み(ε%)
= (bt/2a2){1ーx2(a2-b2)/a4}-3/2 ×100
a : 治具の半長径
b : 治具の半短径
t : 試験片の厚さ
x : クラック発生点
弊社では樹脂の試験片作製(成形、加工)から対応しておりますので、
本試験に使用する短冊状の試験片についても作製可能です。
本試験はご指定の薬品、有機溶剤での評価を行っておりますが、
対象の薬品、有機溶剤での対応可否については、一度お問い合わせください。