示差走査熱量分析 (DSC)
熱分析の一つである示差走査熱量測定は、融点(Tm)やガラス転移点(Tg)といった
樹脂材料の熱的性質を評価する測定方法となります。
DSC = Differential Scanning Calorimeter
◆DSC測定により評価できる熱的性質
・融点(Tm) ・ガラス転移点(Tg) ・結晶化度 ・比熱
測定条件 | |
温度範囲 | -100℃~400℃ |
測定雰囲気 | Air、N2 |
サンプル量 | 5mg |
対応規格 | JIS K7121 転移温度(融解,結晶化,ガラス転移) JIS K7122 転移熱 |
示差走査熱量分析(DSC)の測定事例
ポリエチレン(PE)の材質定性を行う際に、
DSC測定で融点を測定する事で、
融点の違いから
・LDPE(低密度ポリエチレン)
・HDPE(高密度ポリエチレン)
かを判断する事がすることが可能です。
関連分析項目
・TGA測定(熱重量分析) ・TMA測定(熱機械分析)