圧縮永久ひずみ測定
ゴムやエラストマーは常温で荷重をかけると変形し、荷重を除くと元に戻る性質がある。
ただ、長期的に負荷がかかると、へたりが生じて元の形状に戻らなくなり、
そのへたり具合の指標となるのが圧縮永久ひずみであり、耐久性の重要な指標の一つである。
圧縮永久ひずみ測定イメージ
サンプル(ゴム、エラストマー)を取り付けたままオーブンや恒温恒湿槽に入れる事も可能であるため、
使用環境に合わせた温度条件下での圧縮永久ひずみ測定も可能。
測 定 条 件 | |
対応規格 | JIS K 6262 |
圧縮率 | 10%,15%,25% ※IRHDにより決定する |
試験片 | ⼤形試験⽚直径︓29.0±0.5㎜ 厚み︓12.5±0.5㎜ ⼩形試験⽚直径︓13.0±0.5㎜ 厚み︓ 6.3±0.5㎜ |
関連解析
圧縮永久ひずみで差が生じる要因の一つとして材料のモルフォロジーの違いが挙げられます。
弊社では圧縮永久ひずみの測定と併せて、TEMやSEMによる形態観察でモルフォロジーの違いも観察可能です。
◆ 関連資料 透過型電子顕微鏡(TEM)・走査型電子顕微鏡(SEM)による樹脂材料観察事例