これまで培ってきた樹脂材料の透過型電子顕微鏡(TEM)観察のノウハウを生かして、
実用化されているセルロースナノファイバー(CNF)関連商品中のセルロースナノファイバーを観察いたしました。

ここでは、市販セルロースナノファイバーボールペンのインク固形分中のCNFをご紹介します。

●インク固形分中のCNF観察①
　・インク顔料と絡み合ったようにみえる約10nm幅（太さ）のCNFが観察されました。

●インク固形分中のCNF観察②
　・上記の他に、サブミクロン幅（太さ）のCNFも観察されました。数nm程度の細いミクロフィブリルが
　　何本も束になって100nm程度の太さの繊維を形成している様子が良くわかります。
　・このように、このインクには解繊状況の異なるCNFが混在していることがわかりました。
　

樹脂とコンパウンドされた材料中のセルロースナノファイバー(CNF)の観察については
『透過型電子顕微鏡(TEM)によるCNF複合材料の観察』でご紹介しております。